MASA@白血病→記憶障害

61歳で白血病になった。

12月2日、水曜日、午後からリハビリ訓練の日

 真夜中、午前3時ぐらいに目が覚めました。寝室の窓から差し込んでくる月の光は、それはやさしく、また美しい輝きでした。息を飲むほどの景色を見ながら、何やら楽しい気分になり、数分後にまた眠りにつきました。

 朝9時までベッドにゆっくりと充分な睡眠、正午過ぎから"綱島の郷"でのリハビリ訓練の予定でした。午前中、室内歩行、メモ書きの整理、早めの時間でのランチ、出発の準備を済ませておきました。

 施設の参加者は女性7名、男性2名。機能回復訓練のメニューは、柔軟体操、天井から吊り下げられた赤いロープを使う身体の全体運動、下半身マッサージ機やウォーターベッドなどにて体全体をほぐす内容です。

 また、知能回復訓練として、品物探しのゲーム、これは10分ほど前に自分で隠しておいた5個のアイテムを見つけるものです。簡単なようですが、なかなかいまの自分を含めて、参加者の記憶レベルでは難しく、誰一人として、全部を見つけることはできませんでした。

 本当にがっかりさせられる結果ですが、この程度が参加者の記憶力についての実力ですから仕方ありません。現状を素直に認め、しっかりと訓練を続けていかなければなりません。

 その後、参加者全員で、"てへん"のつく漢字テストを行い、脳細胞の活性化運動をして、午後5時にはそれぞれに帰宅の車に乗りました。

 家に戻ってすぐにシャワー、それから夕食。昨日よりたくさんおいしく食べることができ、復調を実感、さらなる回復を願うばかり。