脳の病気治療の最中ですから、どうしても物忘れが激しく、自分でもがっかりすることが多い日々です。記憶する能力がたいへん低く、夕方になり、その日の出来事を時系列にノートに記録しようとしましても、上手く思い出すことができません。つい数時間前の自分の行動についてさえ、その記憶があいまいなのです。
例えば、朝、起きて歯磨きをして朝食を摂ったことは覚えていますが、どんなものが朝食に用意されていたか、忘れてしまっているのです。トースト、グリーンサラダにコーヒー? いやいや、ハムエッグにオレンジジュースだったかな?
こんな具合ですから、昨日のランチのメニューがどんなものだったのか、またまた思案に時間をかけてしまいます。それでも思い出せない場合には、妻に質問します。
"あの昨日のことだけど、二人でお出かけして、ランチに何を食べたかな?"と。
彼女からはすぐに返答がありました。
"もう忘れちゃったの、ピザ屋さんに寄ってランチを済ませたでしょう。"
いまの自分の脳の状態では上手く思い出すことができません。一緒にいた妻から、そのように言われて、はじめて、ああ、なるほど、そうでしたね、と自分なりに昨日の記憶を手繰り寄せることになります。
このように、いまの自分の記憶力には難ありですから、ノートなどに書き付けて残しておくことが必要となっています。脳機能の活性化のために引き続きリハビリが必要とされています。さらなる訓練が続きます。