8ヵ月間の入院治療を終えて、退院後には、脳と身体機能の回復のためリハビリ施設に通っています。訓練が始まって以来、約3ヵ月半が経ちました。
その効果やいかに、発病前のレベルまでの体調の復活は、早々には期待できませんが、それでも一般生活に支障が出ないくらいまで回復したいと願っています。
そのために、それぞれの日に課された歩行運動、日記、メモ書きによる脳細胞の活性化に励むことにしています。もともと、易きに走る性格、つまりは怠け者ですから、妻の行き届いたお世話と叱咤激励にたいへん助けられています。
これからの日々、より健康で楽しい生活を送れるような自分でありたいと心から望んでいますから、その日その日のリハビリ訓練の課題をしっかりとやり遂げることにしています。
いずれにしましても、"九死に一生"の局面を実体験した者として、生かされたこの命をより価値ある内容にしなくてはいけないのではないか、と強く思うようになっています。