MASA@白血病→記憶障害

61歳で白血病になった。

5月11日、火曜日/リレアにてリハビリ訓練日

真夜中に目が覚めてNHKラジオ深夜便を聞く。テーマは、"はじめての万葉集、佐々木幸綱"、例えば、大伴家持の歌のいくつかの紹介がある。次のいくつかは、自分の聞き覚えのあるもの、懐かしく思い出す。


かささぎの渡せる橋におく霜のしろきをみればよぞふけにける


あおによし奈良の都は咲く花のにおうがごとくいまは盛りなり


あかねさすむらさき野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

 

これらの句を耳にすると、自分としても、自作の句がいくつか浮かび、書きつけてみる。自作の短歌:


リハビリでひとり抜け出し書き物をわれ残したし命の限り/(あかし)


戻りつつ安心しては回復の兆しが見えて力み去りゆく


これからをさらに楽しく過ごしたくこぶしを握る、六十の吾


旧友に連絡しては伝えたし今日、元気にて、われ、ここにあり


ゆっくりとまた過ごしては生き返るはやる気持ちよもう少し待て


少しづつ取り戻しては軽き身の血、肉、湧き立つ復活の朝

 

これからに期したる命まだありて輝く明日(あした)心が躍る


失いて涙流して後悔す無理に無理して体調崩す

 

朝7時過ぎに起床、歯磨き、テレビ体操をしてから朝食。いつものお出かけ時間、8時15分に準備、1階駐車場前にてお迎えの車を待つ。8時50分に施設到着、9時10分から一連の脳トレや身体を動かすアクティビティ。知能ドリル(数字探し)、文字の並べ替えドリル、名言録クイズなど。

 また、本日からお風呂なしと伝えてあり、もし先方の理解不足で、お風呂を勧めらたら断ることに。10時前に周辺散歩2,200歩、体調回復が順調に推移してきていることを実感し、また自分が自分に課していた、一日の歩行目標に、これ以上の期間、固執する必要がないことに思いが寄る。つまり、とにかく一日の目標として一万歩を設定、しかし、それはあまりにもストイックな考えであり、これからはもっと気楽に構えることにしようと、余計な力みが身体からずーっと消える。

 正午からランチ、その後すぐにファミリーすごろく、ビデオ身体の体操運動へと続く。午後3時から、テレビがつけられていたが、関心がない番組ばかりのため、玄関スペースの椅子にひとり静かに座りメモ書き整理。

 夕方、4時半過ぎに帰宅準備、40分には帰宅の車に。5時には自宅マンション到着、お隣のスーパー、ライフにてお買い物(奥様からの指示にて、りんご1個、100円以下なら買うようにとのこと、2個購入) 。午後6時前に帰宅、シャワー、入浴、夕食(肉まん、グリーンサラダ)、ホットコーヒーにパンケーキ洋菓子1個をいただく。7時のNHKニュースをを見て一日の振り返り。8時過ぎからNHKラジオ高校生講座、コミュニケーション英語IIにて、英語の脳トレ、9時に就寝。